iPhoneのGPSで最寄りのAEDの場所を教えてくれる『AEDマップ』-今日のアプリ第534回


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AED」は、心室細動と呼ばれる症状を電気ショックで正常に戻す医療器具で、公共施設などを中心に設置されています。

この『AEDマップ』は、iPhoneのGPSを使い現在位置を取得。最寄りのAEDの位置と経路を表示してくれるアプリです。

心室細動の状態に陥ると全身へ血液が正常の送られなくなるため、患者の生存率は症状の発生からいかに早くAEDを使用するかに依存します。

最寄りをAEDを調べることができるこのアプリは、いざという時に身近な人の命を救ってくれるかもしれません。

アプリを起動するとGPSで現在位置を取得し、AEDの設置場所を距離の近いものから順にリスト形式で表示します。

施設名をタップすると、経度・緯度とともに地図を表示します。

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ピンをタップしすると施設名が表示されるので、右側にある矢印を押します。

経路マップを表示するには、画面右上の「Directions」をタップします。

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経路マップ左下のアイコンをタップすると、文字で詳細なルートを表示します。

iPhone 3GSの場合は、AED施設のリスト表示画面で「AR View」というボタンから、施設をカメラビューと重ねて表示することも可能ですが、補助的な機能と思った方がよいかもしれません。

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現在国内で20万台以上のAEDが導入されているそうですが、設置場所の地図は自治体毎にバラバラ管理され、いざという時に検索するのは困難なのが実情です。

このアプリは、作者の方がそれらの情報をまとめ、データベースへの登録を行っておられるようです。2010年3月22日現在33,800のAEDが登録され、その数は日々増え続けています。(最新の情報はこちら)

すべてのAEDが登録されている訳ではないため、またAEDが必要な症状かの判断を仰ぐためにも、いざというときはまずiPhoneで救急(119)へ連絡し、指示に従うことはいうまでもありません。

iPhoneのホーム画面のスペースは限られていますが、もしもの時に慌てないためにも、すべてのユーザーがインストールしておくべきアプリではないでしょうか。

タイトル AEDマップ
カテゴリ App Store > メディカル
開発 Masahiro iinuma
対応機種 iPhone
価格 無料