iPhoneで身のまわりにある色をサンプリングできる『スポイト』 – 今日のアプリ第313回

12/17/2008

よく晴れた日の空はとてもきれいですが、いったい何色なのでしょうか？

自然界、または私たちの身のまわりにあるものは、”あお”、”みどり”、といった原色ではなく、色が混ざりあった中間色である場合がほとんどです。

今日のアプリ『スポイト
』は、そんな身のまわりにあるものにiPhoneのカメラを向けるだけで、まるでスポイトで吸い取るように色をサンプリングできるツールです。

サンプリングした色は6桁のカラーコードで表示され、取得した色、気に入った色をデザインやペイントソフトなどで利用することができます。

アプリを起動すると、虫眼鏡のようなインターフェイスにiPhoneのカメラからの画像が表示されます。そのレンズの中央にある色がコードとなって表示されます。

色を読み取るスポイトのアニメーションがよくできているので、動画で確認してみてください。

なかなか面白いので、屋外にiPhoneを持ち出してテストしてみました。

まずは”サーティワン(31)”の看板。”ピンク色”なのは知っていましたが、結果は”#E3648D“というカラーコードでした。

左側にあるコードはレンズの中央の色をリアルタイムで表示し、スポイトで吸い取った色は右側に出ます。

きれいな青空は、”#254F92”となりました。

道ばたの花壇の花やマクドナルドのポテトなども試してみました。

iPhoneを向けるだけで色が判るので、楽しくなって何でも調べてみたくなります。

虫眼鏡の倍率を変えて4倍、8倍に拡大する機能もついています。

遠い場所にあるものや小さいものなど、中央に持ってくるのが困難な場合に便利です。

ホワイトバランスの設定などが無いiPhoneのカメラの機能を使っているので、厳密な色を計測するツールではありません。

それを差し引いても、通常の用途では十分実用的、かつ使っていて楽しいアプリだと思います。